小網神社
小網神社(こあみじんじゃ)は、東京・日本橋にある神社。
室町時代からの歴史があります。
大正12年には、関東大震災で倒壊してしまいましたが、宮司は御神体を懐に抱えて近くの新大橋に避難しました。
たくさんの人が新大橋に押しかけましたが、橋が落ちずにみんな無事に助かった、という言い伝えが残っています。
現在、橋のたもとには「避難記念碑」が建てられています。
関東大震災の後、宮大工頭・内藤駒三郎によって、1929年(昭和4年)に小網神社は再興されました。
しかし、1945年(昭和20年)、東京大空襲により、日本橋周辺はほぼ壊滅状態。
小網神社の周りも焼け野原になりましたが、小網神社だけは奇跡的に無傷で残りました。
また、1941年(昭和16年)、太平洋戦争に突入した際、氏子の兵士たちは小網神社のお札をいただいたところ、その兵士全員が生還したという奇跡が起こりました。
そのため、強運の神社として崇められています。